妊娠何か月だと何週なの?★4か月~6か月編★
みなさんこんにちは★助産師のたまです。
今回は妊娠週数の数え方、妊娠中期編です。
さっそく見ていきましょう♪
妊娠4か月(12週0日~15週6日)
妊婦健診は4週に1回の時期です。(リスクのある方はもっと短い間隔で見せてね、と受診してもらうこともあります。)
つわりが落ち着き始め、食欲が戻り始める時期です。そろそろ体重管理をスタートしていきましょう!
お腹まわりやヒップがふっくらとしてくる方も多いです。
下着は、締め付け過ぎず楽なものを着用しましょう。
15~16週に入ると胎盤が完成します。安定した時期に近づいてきますが、後期流産にも注意が必要です。
無理しすぎず、出血や腹痛があった際にはかかりつけの産婦人科を受診しましょう。
妊娠5か月(16週0日~19週6日)
おなかが少しずつ目立ってきます。
妊娠5か月の戌の日に、安産で子だくさんな犬にあやかって腹帯を巻いて安産を祈る風習があります。
早い方は18週~19週で胎動を感じることも!!
最初は「お腹(腸)がごろごろ動くような感じ」と表現される方も多いです。
赤ちゃんはお腹の中にいる時からママの匂いや声もわかっていると言われています。
たくさん話しかけてあげてくださいね♪
妊娠6か月(20週0日~23週6日)
一般的に「安定期」と呼ばれる時期はこの頃です。
安定期と呼ばれてはいるものの、妊娠・出産に絶対的に安全が保障されることはありませんので、決して無理をせず過ごしてほしいなと思います。
赤ちゃんの性別がわかる方が増えてきますが、何度エコーをしても上手にお股を隠す子もいたりします。笑
お洋服の準備などもそろそろはじめていい頃です♪
今回はここまでになります!次回は妊娠後期、7か月~10か月までです。
今日もすべてのママと赤ちゃんが穏やかに幸せに過ごせますように。
妊娠何か月だと何週なの?★1か月~3か月編★
みなさんこんにちは★助産師のたまです。
今日は妊娠何か月が何週にあたるのか書いてみたいと思います。
「何週に入ったらこれの準備してね!」なんて言われることも多いと思いますが、一般的には妊娠○か月とカウントすることが多いと思うので、何週と言われてもピンとなこないなぁ...って方も多いと思います。
何か月が何週なのか、参考にしてみてください♪
(10か月分、長いので3回にわけます)
妊娠1か月(0週0日~3週6日)
前回のブログ↓でも書いたように、妊娠前に最後にきた月経の開始の日を0週0日とします。
この時期は妊娠1か月とカウントしておきながら、赤ちゃんはお腹の中に来る前~やっと受精卵が着床する時期のことを指します。
症状もほぼなく、妊娠には気が付かない方がほとんどです。
また市販の妊娠検査薬もまだ反応しない時期で、この時期に使用してもあまり反応しないのです。
検査薬がなぜ反応しないのかは、次の2か月の項目でお話しますね。
妊娠2か月(4週0日目~7週6日)
4週0日が、そろそろ生理がくるなぁという時期にあたります。
妊娠すると体内のホルモンが大きく変化し赤ちゃんを育てる体になっていきます。
中でも、受精するとhcg(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが作られ、これは尿や血液の中にも排出されるようになります。
このホルモンが尿や血液に排出され始めるのが、4週ころ。8~12週がピークと言われています。
このホルモンに反応するのが妊娠検査薬なんですね。
先ほど0か月の項目で書いたように検査薬を早い時期に使用しても反応しないのは、まだ尿の中にホルモンが排出されないからなのです。
妊娠検査薬が「月経開始1週間後から使用できる」というのはそのためです。
早めに使用しても反応するときもありますが、基本的には5週0日を過ぎてからの方が確実に検査できます。
(このホルモンを検知できる性能が高いものも売られており、早期妊娠検査薬とよばれるものです。月経予定日2~3日前から使用できるものも。)
この頃から、つわりの症状が出始めます。
妊娠3か月(8週0日~11週6日)
つわりがピークになる時期といわれています(個人差あり)。
産婦人科を受診して超音波検査で赤ちゃんの心拍が確認できると、「妊娠届出書」をお渡ししますのでこちらと本人確認できる書類を持って母子手帳をもらいに行きましょう♪
母子手帳をもらう場所は市区町村の保健所や保健センターになります。
お住まいの地区によって違うので、確認してみてくださいね。
次回は4か月~6か月について書きます。
今日もすべてのママと赤ちゃんが穏やかに幸せに過ごせますように。
出産予定日ってどうやって決めているの?
みなさんこんにちは★助産師のたまです。
出産予定日ってどうやって決まってるの?
妊娠がわかってから、なぜこんなに週数や月が進んでいるのか?と疑問に思う方もいると思います。
妊娠週数の数え方のスタートは「最終月経の開始日」なんです。
妊娠が成立するまえから妊娠週数をカウントし始めるので、ズレている感覚になります。
最終月経がはじまった日を0週0日と数えます。そして出産予定日は40週0日となるんですね。
あれ、わたしの予定日、最終月経開始日から40週0日じゃない...という方!ご安心ください。
月経が不順という方もいますし、いつ排卵して着床したのかが正確に○月日!とはわからないので、エコーで赤ちゃんの大きさを計って、平均的な大きさと比較して予定日を修正するのです。そうすると「最終月経日から数えて40週0日」というのがさらにズレる方もいます。
とてもややこしいですが...予定日はこんなふうに決めています。
何週ですか?って病院に聞かれて困る問題
なにか気になる症状があって病院に電話したとき、「今何週ですか?」とか「何週何日ですか?」って聞かれてちょっと困ることありませんか?
一般的には「妊娠○か月」って表すことが多いんですけれど、○か月という表し方だと幅が広いんです。
お腹の中の赤ちゃんは一日ごとにぐんぐん成長しているので、一週間違うだけで赤ちゃんの成長度合いが全然違うんですね。
そこで、より正確に皆さんの状況を知りたいので、医療者は「何週?」って聞きます。
予定日を教えてもらえれば、病院サイドで週数をすぐ計算できる機械があるはずなので、何週?と聞かれてとっさに出てこないときは「予定日は○月○日です」と答えるとスムーズにやりとりができますよ♪
(だったらはじめから予定日で聞いて!って思いますよね。苦笑 このブログを読んでくださった新人助産師さん、ぜひ予定日を聞いてモモタロウしてください。)
今日もすべてのママと赤ちゃんが穏やかに幸せに過ごせますように。
はじめまして♪
はじめまして、助産師のたまです。
お産の多い個人病院にて経験を積んだあと、現在は総合周産期センターのある総合病院の産科で働いています。
個人病院時代は、1日10人くらい生まれるなんてことも...無痛分娩にも対応していました。
現在は新生児集中治療室(NICU)のある総合病院で、早産や妊娠高血圧、妊娠糖尿病、脳や心臓に持病を抱えながらお産される方など、リスクのある方々のお産と、産後の生活をサポートしています。
妊婦健診や産後の入院中、悩んだり困っているお母さんたちに伝えたいことはたくさんありましたが、なにせ時間がない!!!!
個人病院時代は、ありがたいことに年間のお産の件数が多かったので次々に患者さんがやってきて、今すぐ人手が必要なお産に駆けつけなければならず、妊婦さんや産後の方一人一人にゆっくり向き合える時間がなかなか取れず...
総合病院勤務の今は、リスクの高い方が多く命に関わる方から優先してケアをすることになり、これまた一人一人にゆっくり向き合える時間が取れず...
でも皆さんが悩んだり困っている現状を目の当たりにして、葛藤がありました。
一人一人に伝えいことはたくさん、たくさん、たーくさんある。
一人でも多くのお母さんに、一つでも悩みを少なく、子育てしてもらいたい。
少しでも負担や悩みの少ない妊娠期、産後を過ごしてもらいたい。
そんな思いから、ブログを開設することにしました。
悩んでいるお母さんたちの目に留まり、少しでも気持ちが楽になってくれたら嬉しいなと思っています♪